六月

私はきっと泣く

昨日はいろんなことを話せた夜だった

夏になったらまた遊びに行くね、遊ぼうねと言わないでおいた いつものように

気は合わないけれど触れていたいのだ

私は、隣に座っていられる 肩にもたれることを許してくれている今のうちだけなのかもしれないと怯えている

私が私を隠すからあの人は私を知らない だから私を見れない そういうわけじゃない

くらげは溶けて死ぬ 一緒にくらげを見に行きたい

私はきっと別れる時に泣く

あの人は見放さないでよと私に心の中で言うだろうな

あげられるものはどうせ一緒にいられなくなるなら全部意味はなくなる 形に残していたいと私が願ってもダメと言いそう 本質を見抜くことは出来ない 

本当はどう思っているのだろうなと

 

もらった煙も炎も、確実に私の体に残っていっている 私の体を悪くするという形で

赤黒い首のキスマークは消えて行く

怖い歌

好きだと思われていたなんて思ってもなかった

 

嬉しくてくるくる回って歩いて帰った

眠らなければ日付は変わらない 一緒にいたら短い夜はずっと続いているみたいに思う

私はセックスが出来ないから悲しくなるから嫌い

 

私が言った一緒に寝たいの意味は

 

眠らずに 触れていながら、疎通できない言葉の交わし合いを瞳でして、終わらない夜のまどろみの中 私は大切にされたいだけだ

確かに2人が望む、優しさの交わし合いをしたい

いつもみたいに 私は眠らないで起きていてと言うことになりそうだから だから私は隠し事をする 期待していることは大抵起きていないから

触れてほしい 触れていたい 刹那ではない 確かにあるのに、忘れることで無くそうとまでしようとする人

忘れることなく眠ってしまいそうになる

 

必要がないことはしない 嘘もつかない

だから忘れる必要もない 断片的な記憶として残る

SHE IS SUMMERの「あれからの話だけど」

高校3年生の5月下旬は、6月に文化祭があるから忙しい。好きなシンガーの新曲を一方的に好きだと言って、話をした相手と一度付き合った理由がよく分かる。曲は可愛い感じなんだけど切ない感じで、切なくて覚悟が決まってて凛として、可愛い曲なんだよと言った

文化祭が迫って来て、自分を甘やかすための独り言を言うと、一緒に回りたいなって言う男の子も女の子もいないし、きっとしばらくはずっと忘れないなんて思っても言いもしてるんだろう人とのことを 忘れるよと言われてしまって嬉しくない状況で抱きしめられながら泣いてしまうし、誰にも言わない大好きなものはたくさんあって、それでも結局寂しくて、物足りない切ない思いで聞く曲だった

悲しくなって覗き込んだけどいつも通り待ち受けはその人の1番好きな人で、(唯一無二の存在になると意地を張って決めたけど)寂しさを知らないで育ってしまった私は1人が救われているなんて感じてしまう ずっと好きだと言っても響いているのかも分からない 空想で授業も終わる

1人で何色にでも輝く女の子は、寂しいを繰り返して、1人で頑張って元気になっているんだな

1人でいて、見失わなければいいよ 1日で飽きてしまったって何度も繰り返してしまったって 満足するまで飽きてしまうまで後悔するまで、「“あの日だけ”があったから」なんて忘れてしまうまで、誰に説明しても分からない大好きな記憶を繰り返していけばいいね

5月が終わっても、卒業するのは一緒だよ 悲しいけど頑張るね 日付を把握することだってできないから、もう全部何もかも過ぎていって全部忘れていく 期待もしないけど、空想の中で息をする あなたは息を止め待つ あの曲はあなたの唄

週末の午前中

寂しいあの人に、湖が見える場所に連れて行ってもらった

久しぶりに、会いたいなって電話が来たから 明日学校が終わったら遊ぼうよ、って電話で言って、優しい声で隣にいてくれた次の日

春に寂しいと言って会ってもらった日以来、別れ際に私が抱きしめた日以来の、今週の話

遊ぼうよっていう私の誘い方の良さが、いつもの私の好きな人に対する好きな所

友達と楽しくてばかみたいなことをして、寂しくなんてない 春は終わったから

学校が終わってもかばんが重くて憂鬱な今週の生理中でも、友達は自転車の荷台に乗せて走ってくれた

湖で甘えて付けて、ってあの人に言って付けてもらったネックレスを、制服の下から出して嬉しそうに、付けてもらったんだよ、って友達に自慢した

寂しい時に、ごめんねもありがとうも言うあの人が嫌だったから、半分眠りかけて歩いてたあの人にもう言わなくていいよそれ、と言った

「こうやって繋ぎたいだけでしょう」手を繋ぐのは私

 

割と前から、自分のことを何も言えない女の子が嫌いで学校では見下して毛嫌いしていたのだけど、最近はそんなこともなくなった

好きなバンドのCDを、2年生の時お守りみたいに持ち歩いていたピンクのCDプレーヤーに入れて、同じクラスの女の子に貸してあげたら 現代文の授業中にイヤホンで聞いていたあの子が、本当に可愛いくて愛おしかった

学校のトイレでキャンメイクグロスを塗っている女はあざといなんて思っていたけど、授業中にこにこ私を見て笑う年下みたいな可愛い女の子

お弁当の時に友達の恋愛相談を間に受けて聞く 

女の子は親身だな

私も相談したくて、首を噛まれて頭と耳と手にキスされたということを話したら、手に負えないと言われてしまって少し笑った。聞いても何にもならないと聞く前から分かってたけれど

 

日付が変わってから会って2時半に別れた後、目の前をパトカーが通り過ぎて行ったので怖かった

えー嘘でしょう、となって冷めた、カフェインが効いた夜だった それは内緒だけど

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5月6日

最悪の日だった。朝早くからのバイトは客が多くて、本当に忙しくて仕事がトロくて男の人をイラつかせた。意地を張って無言で真顔で仕事したけど爪でまた怒られた。21時部屋。ピンとくる曲を探して気に入らない曲たちを聞き、机の椅子とベッドの上を行き来するだけの動きをする。21時からの3時間はいつもあっという間でいつのまにか日にちが変わっていてうんざりする。今日も一個100円のマックのハンバーガーを買って食べた。病的に痩せたい。やはり生理前だと思う。夜はツイッターと音楽アプリでiPhoneの充電はたやすく減る。夜は短い。外に出れば今が何時かなんて分からないだろう。昨日見たら月が位置が変だった。1年前の月の位置とは違った。明日は2時から9時までバイト。AVしか見ていない。毎日部屋を片付けても毎日部屋が散らかっている。またお風呂のお湯を冷たくする。バイトに行きたくない。明日も混むんだろうな。ゴールデンウィークなんてバカみたいだ。一昨日昼頃に起きて、家族3人でどこかに行こうと、母親にロイヤルホストに行きたいと言ったが結局行かず母親は部屋で寝ていた。日曜に行かないかと言われ嫌になってバイトだからと断った。月曜からまた憂鬱な高校に通う。ツーショットをツイッターのアイコンにするだけのお付き合いを高校生のうちにしておきたかった。壇蜜は制服を着ていた頃もきっと綺麗な容姿だったのだろうと壇蜜の小説を読んでいて思う。いつも正気だったはずなのにな。

中学3年生から自分は太っているという思いを持っていた。高校に入って5月病の過食、太りたくなくて冬は過食嘔吐だった。ゴールデンウィークなんてバカみたいだ。家族だってバカみたいだ。去年の6月の文化祭の動画を見た。もう終わったのだろうしとうにこの私たちは死んでいる。自分の容姿が本当に嫌いだ。好きだった女の子も、やっぱりただ可愛いだけだった。輪郭を隠す髪が乱れて服が体に張り付くから風が嫌い。結局何もしていない。無駄すぎる。

5月5日

今日は泣く夢を見て起きた。また私は待っていたと思った。夕方本屋に出かけた。‪マックで買った一個100円のハンバーガーをパーカーのポケットに入れて持ち歩いて、本屋で買った壇蜜の本を椅子に座って読みながらたまにハンバーガーを頬張った。5月は夕方しか好きにはならないだろうかなんて思っていたけど、初夏の夜の風の匂いは好きだ。嫌いな夏が来てしまう。

やけにハンバーガーが美味しかった。灰色のパーカーを着ていたが膨張色のTシャツだった。日が落ちて病的に痩せたいと日記に書いてお風呂で口に手を入れてものを吐く。生理前だろうか。最近よく会っている万引きと非行を繰り返してる友達に、今度遊びに行こうと連絡をした。

寂しい生理前の日記

 

好きな人の乗ってる電車に乗って学校に行く

朝の気だるさは無くて体の疲労感があった

最近始まった高校三年生の授業を受ける 高校の坂の下にあるコンビニには好きな曲の歌詞に出てくるソクタッチは無かった

朝の教室はいつも他の男の子達がいて、その中の1人を目で追いかけたりしてる

体育の靴下を忘れて学校指定の黒のソックスで受ける

17歳の私の足は細くない

担任の先生に大学の話を一方的に話す二者面談をする

お昼、友達のいる隣のクラスにお弁当を食べに行く

文芸部の部長の女の子のいるクラスに行って入部したいと話をしに行く

足が細くてお姫様みたいなタイニーな女の子だった

2年生のときから遠くから見つめていたりしたけれど、小さい声で早口に話す女の子だった

軽くなんてないことを笑って早口に話す先生を傲慢だなんて思う 私の好きな人も、大切なことをヘラヘラ笑って話す

桜が舞って散った花びらを掃除の時間1年生が掃いてた

家に帰るのは憂鬱でなんの音も聞かずに電車に乗った

好きな人は何をしたら私を好きになるかなあとか、好きな人が私を好きな想像をしたりした

6両の列車の1両目

みこちゃんって名前、前から可愛いって思ってたって言ってたなあと思い出して、ちょっと前のクラスの自己紹介で、自分の名前を気に入っているって言ったなあと思い出したりした たばこを持ち歩こうかなとも思った チョコレートを買った

好きな人に好きだって言ったらまた全然嬉しくなさそうに笑うだろうなと思う 加藤ミリヤを聞いたりしている

「2人は死んだしまた死んで、消えていきながら忘れていく」って日記に書いた

今日も仲良くなりたい子とは話さなかった

泣きながら桜を撮って、ピンクのかばんで隠しながら電車の座席で泣いて帰ったことは結局日記には書かなかった

何も誰にも言わないでいる