恋
せつないなあ
私の人生映画みたいだってあなたに言ったね
前からずっと読みたかった、大道珠貴のショッキングピンク
あーん、ずっといっしょにいたいななんて、きっともうじきまた、はじめていう
また新しい香水を買った、高校の勉強も何にも、していなくて
昨日あっさりとお別れをした人もいた。触れたい人に会えて、待っててよかったーなんてフワフワおもったりした
好きでも嫌いでもない季節だし 変なのって言うよ
日記だって読み返さなくなったし、バカみたいに音楽を聞いてうんざりしてまた、何かを忘れたとおもう
もう会えないってきみが言わなきゃいけなくなることばを、きっと私はあとで知るし、それをきっと言わない
恋なんてずっとしていない きっとずっとしていない
知らないしそんなに思っていないけどね
一緒にいたいだけだよって言ったら笑われて嫌だった
ずっと都合のいいふたりでいいよ、都合のいいふたりが好きだよ
ずっと近くにいて、また電話したらいつでも会ってくれる?ずっと私を知って覚えてくれてる?
ずっとなんてないってこと知っているし、あなたにそうやって聞くんだよ
きょう、バイトでお土産持って行ったら喜んでくれた人がいたな
ずっとそうして来たように、どこにも行きたくないななんて、帰りたくないななんて、今だけ言えばいいよ
いまだけの怖いことも怖がって卑怯な思いでいればいい
気取った声を聞けばいいし、すました顔でいればいい 自分だけの色を身につければいいし、都合のいいことばを吐けばいい
そうやって好きに触れていればいい
忘れることも恐れたらいい
満足して、また会いたくなれば繰り返して、ちょっとだけその人の気持ちも考えて 可愛がってあげたらいい
自分勝手に好きだよって言えばいい