SHE IS SUMMERの「あれからの話だけど」

高校3年生の5月下旬は、6月に文化祭があるから忙しい。好きなシンガーの新曲を一方的に好きだと言って、話をした相手と一度付き合った理由がよく分かる。曲は可愛い感じなんだけど切ない感じで、切なくて覚悟が決まってて凛として、可愛い曲なんだよと言った

文化祭が迫って来て、自分を甘やかすための独り言を言うと、一緒に回りたいなって言う男の子も女の子もいないし、きっとしばらくはずっと忘れないなんて思っても言いもしてるんだろう人とのことを 忘れるよと言われてしまって嬉しくない状況で抱きしめられながら泣いてしまうし、誰にも言わない大好きなものはたくさんあって、それでも結局寂しくて、物足りない切ない思いで聞く曲だった

悲しくなって覗き込んだけどいつも通り待ち受けはその人の1番好きな人で、(唯一無二の存在になると意地を張って決めたけど)寂しさを知らないで育ってしまった私は1人が救われているなんて感じてしまう ずっと好きだと言っても響いているのかも分からない 空想で授業も終わる

1人で何色にでも輝く女の子は、寂しいを繰り返して、1人で頑張って元気になっているんだな

1人でいて、見失わなければいいよ 1日で飽きてしまったって何度も繰り返してしまったって 満足するまで飽きてしまうまで後悔するまで、「“あの日だけ”があったから」なんて忘れてしまうまで、誰に説明しても分からない大好きな記憶を繰り返していけばいいね

5月が終わっても、卒業するのは一緒だよ 悲しいけど頑張るね 日付を把握することだってできないから、もう全部何もかも過ぎていって全部忘れていく 期待もしないけど、空想の中で息をする あなたは息を止め待つ あの曲はあなたの唄