これが人のうつくしさだな。と思う

‪執行草舟の、「自立するとは、すなわち自己が他者や社会の役に立つ人物になることを言う。他者の役に立つとは、自分から与えるものが何かあることを指す。なにも物には限らない。時間でも情愛でも、知識でも何でも良い。」という一文を挙げた上で、「ただの大人ではなく、自立した大人になって下さい。きみたちの幸せを祈っています。」と、すごくすごく厳しい授業をした高校の英語の先生が卒業文集で言っていた。それをよく思い出して、ああこの人は、ほんとうに綺麗な心を持った人だったのだと気付き直せられる。

自分ひとりで、自分のことを大切にできる人のことが、身がはちきれそうに好きだ。ひとりで泣いて、明るいことだけをみんなの前で口にする強さを知っている。たったひとりでしゃんとそこに立っている、美しい人。